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出雲市

江戸時代から続く出雲地方の茶の湯文化を身近に伝える『出雲茶寮(さりょう)藤』

大名茶人として知られる松江藩第7代藩主・松平不昧公は「不昧流」を創設し、庶民の生活にも抹茶を広めた。以来、出雲地方では自宅でもお茶をたてる習慣が定着していたが、ライフスタイルの変化とともに薄れつつある。

「コーヒーを飲むように日本茶を楽しんでほしい。時間をかけていただくお茶のおいしさを知ってほしい」。

不昧公が広めたこの地方の茶の湯文化を、今の時代に合ったスタイルで楽しんでもらいたいという思いが開店につながった。

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地元の茶葉を使用し、注文が入ってから点てる一杯

出雲地方は、全国のお茶の産地と比べて曇りの日が多く、日照時間が短い。この独特の気候が、茶葉に旨味成分であるテアニンをたっぷりと蓄えさせ、渋味を抑えたまろやかな味わいを生み出す。中でも抹茶は、見た目も鮮やかに濃い緑色に発色して、美しい色合い、ふくよかに広がる香りは、出雲抹茶ならではの個性だ。

この抹茶を使用した出雲抹茶ラテは、ミルクと調和してまろやかな味わいが口に広がり、点てたてならではの上質さが深みを加える。

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日常に小さな豊かさを生む存在に

店内には、茶釜、茶杓(ちゃしゃく)、茶筅(ちゃせん)など、茶道具が並び、注文が入ると目の前でお茶を点ててくれる。テイクアウト中心だが縁側もあり、日頃お茶になじみがない若い人もつい長居をしてしまうという。

出雲の豊かな茶文化を次の世代へつなぎながら、出雲ならではの体験価値を磨き上げていこうという取り組みを続ける同店では、「伝統を守りつつ新しい挑戦にも前向きに取り組み、訪れる人たちの日常に小さな豊かさを生む存在であり続けたい」と話している。

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店舗情報

店名 出雲茶寮(さりょう)藤
アクセス 出雲市大社町杵築東725
営業時間 11:00~16:00
休み 不定休
問い合わせ daily.emo2023@gmail.com
Instagram https://www.instagram.com/izumosaryo.f/

2026年1月27日現在