暑さ厳しい毎日を元気に乗り切るために、エアコンによる冷房が欠かせません。一方で、使う時間が長くなると電気料金や地球環境への影響が気になります。無理せずできる省エネのポイントを聞きました。
取材協力/しまねエコライフサポートセンター(公益財団法人しまね自然と環境財団松江事務所)
しっかり使って熱中症対策

引用:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より
夏は熱中症対策と省エネをバランスよく両立させることが大切です。夏の暑さは年々厳しくなっています。エアコンの使用を我慢して電気使用量を抑えるのではなく、省エネを考慮しつつ、熱中症対策として適切にエアコンを使用することが求められるようになってきました。
冷房による家庭でのエネルギー消費量は、暖房や給湯に比べて少ないのが特徴です。さらに、年齢を重ねると暑さに気づきにくくもなります。命を守るために、エアコンの使用をためらわないことが重要だと覚えておきましょう。
エアコンのお手入れと室外機のチェックを!

省エネ効果を上げるため、本格使用前にフィルターを掃除しましょう。ほこりがたまっていると、空気を吸い込む際のエネルギーが余計にかかってしまいます。その後も2週間に一度は掃除するのがお勧めです。
室外機の吹き出し口の近くに物を置くと、冷房効果が下がります。不要な物は片付けて、風通しを良くしましょう。また、直射日光は室外機の負担に。冷房の効きが悪くなり、省エネにも逆行します。室外機用の日よけカバーはホームセンターなどで手に入り、設置も簡単。シェードで日陰を作れば、直射日光を避けつつ風通しの良さも確保できます。
使い方のポイントは?

エアコンの使い方にも省エネのポイントがあります。
まずは設定温度。「涼しい」「快適」と感じる室温は人それぞれです。省エネには「28度」という印象が強いですが、あくまで目安。快適だと感じる室温に設定しましょう。サーキュレーターを併用して風を回せば、効率よく冷やすことができます。また、新しい機種のエアコンは「自動」に設定するのが省エネにつながります。
風向は上向きに設定します。冷たい空気は床の方にたまるため、下向きにすると床は冷えても天井側の室温が高いままに。エアコンのセンサーが反応し、天井側も冷やそうとしてエネルギーを多く消費するので要注意です。
エアコンは始動時が最もエネルギーを使います。「もったいないから」と、頻繁にエアコンを付けたり消したりするのはNG。30分から1時間程度の外出なら付けたままにしておき、室温が上がらないようにしておく方が省エネや電気料金の節約になります。
遮熱カーテンやフィルムの併用、内窓の設置で、熱気を窓の外で食い止めるのも省エネになります。最近は軒がない住宅や短い住宅も増えていますが、シェードを取り付けて日差しをカットするのもいいでしょう。