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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の経済効果は?

2026年3月27日で放送を終了した、NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」。
作品人気にともなう観光需要の高まりを受け、大きな経済波及効果が生じることが期待されます。

(NHK連続テレビ小説「ばけばけ」による島根県への経済波及効果の試算/2026年2月3日、山陰合同銀行地域振興部産業調査グループ調査)

松江市周辺の観光入込客延べ数増加率は推計9.5%

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放送開始直後の2025年10月の松江市の主要観光施設の観光入込客延べ数の前年からの増加率を算出。また、そのほかの観光施設について、以前に松江市が舞台となった連続テレビ小説「だんだん」放送後の観光入込客延べ数を参考に増加率を設定し、向こう一年間の松江市の観光入込客延べ数が、2024年に比べ9.5%、829,808人増加すると推計しました。

これに松江市が公表している松江城訪問者の周遊地データから、出雲市と安来市への周遊率を設定し、収集客数を算出した結果、松江市および出雲市、安来市の観光入込客延べ数の増加は1,410,674人と推計しました(出雲市414,904人、安来市165,962人)。

では、これらの観光客がどのくらいの経済波及効果を生むと試算されるのでしょうか。

約80億円の経済波及効果

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推計した観光入込客延べ数の増加数をもとにした宿泊・日帰りの実人数は、宿泊客111,730人、日帰り客476,445人となります。これに2024年の島根県の観光消費額単価を乗じて観光消費増加額を算出すると、約58億円(宿泊客約37億円、日帰り客約21億円)となります。

これをふまえ、「ばけばけ」の放映により島根県内にもたらされる経済波及効果を推計すると、県内企業などに直接支払われる金額(直接効果)は約53億円、直接効果によって生じる生産活動が県内産業に波及する生産誘発額(第1次波及効果)が約16億円となりました。さらに直接効果および第一次波及効果で増加した雇用者所得が消費に回り、県内産業にもたらす生産誘発額(第2次波及効果)が約11億円で、経済波及効果は合わせて約80億円と試算されました。

主要な“聖地”の盛り上がりの様子は?

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目に見えるかたちでこれ裏付けるのが、ゆかりの施設や各ロケ地のにぎわいです。
放送は9月末から始まりました。主人公のモデルとなった小泉セツの企画展を2期連続開催中の小泉八雲記念館(松江市奥谷町)では、2025年10月の来館者数が9月の1.8倍、小泉八雲旧居(同奥谷町)では2.3倍と増加しました。
両施設ほか城山稲荷神社や八重垣神社などを巡るガイド付きバスツアー「ばけバス」(JR西日本山陰支社)は、土・日・祝日を中心に1日2便、2025年10月~2026年3月の運行予定でしたが、年末までの好調を受け、6月までの期間延長を決めました。放送終了を迎える3月の運行分は2月末時点で予約が約700人に達するなど、人気が続いています。
地域活性化のためにも、今後も盛り上がりを維持できる官民の取り組みが期待されます。

 

<調査に関する詳細はこちら>
https://www.gogin.co.jp/common/202602bakebake.pdf