トップメッセージ

ごあいさつ

皆様には、平素より山陰合同銀行をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

新たな社会課題解決への取り組み

足元では新型コロナウイルスの感染者数が落ち着きをみせ、3年以上に及ぶ行動制限は、2023年5月に解除されました。昨年から多くの行事が久しぶりに開催され、旅行者など人の往来も増え、私たちの生活も日常を取り戻しつつあります。
その間にも、社会構造はデジタルシフトや価値観の多様化などによって大きく変化し、コロナ対応を通じて、そのスピードは加速しました。また、世界的な物価上昇が続いており、その影響は事業活動や私達の生活にも及んでいます。地域の企業経営に目を向けますと、人手や人材の不足が事業者共通の経営課題として顕在化しています。
経営環境はコロナ禍から平常時に戻りつつある一方で、政策的なサポートは、その役割が徐々に小さくなっていきます。まずは、お取引先の資金繰りをしっかり支え、事業面ではコロナ禍からの回復、そして成長軌道につながるサポートを充実させていきます。
具体的には、お取引先の課題に応じたコンサルティングサービスを強化していきます。そのなかでもDXによる効率化は、省人化や人手不足の解消にもつながるため、多くのお取引先から相談をいただいております。人材紹介業務では、関連会社に専門部署を立ち上げ、スタッフも増員し、サービス内容を充実させています。


代表取締役頭取 山崎徹

持続的な成長を支える構造改革

このような厳しい経営環境ではありましたが、2023年3月期決算は、2期連続で最高益を更新することができました。これは、貸出金残高の増加率が10%と大幅に増加したこと、コンサルティングなどによる手数料収益が増加したことによるものと評価しています。
この業績拡大の背景には、数年かけて実行してきた構造改革と、戦略部門への人員再配置が大きな力となっています。改革によって捻出した人員は、これからも戦略部門へ投入し、さらなる成長を目指していきます。

皆様には、今後ともより一層のご支援・ご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2023年5月

取締役頭取

山崎 徹

統合報告書「トップメッセージ」はこちら