ふいに降り出した雨が

この町をもっと楽しくする。

石見銀山を歩くあなたに、

1本の傘のおもてなしを。

ごうぎん

Photo Story

雨の日は、

町に「うれしい」が

増える日。

楽しみにしていた、

休日の石見銀山散歩が、

まさかの雨模様に。

しまった!

私、傘を持ってない。

「山陰では、弁当忘れても傘忘れるな、

って言うぐらい雨が多いんだって」

親友はそう言いながら

折りたたみ傘を開いて、

私にもさしかけてくれるけど。

小さな傘じゃふたりとも

濡れてしまう。

どうしよう、と思っていたら

「傘、お貸ししてますよ」。

古民家かと思ったら、

山陰合同銀行の大森支店。

まさか銀行で(しかも無料で!)

傘を借りられるなんて。

パッと開けば、素敵な藍染風のパッチワーク柄が

うれしさとともに心に沁みてくる。

思わず親友と顔を見合わせてにっこり。

ふたり並んでてくてく歩けば鼻歌気分。

それにしても

雨の大森の町並みが

こんなに素敵だなんて。

雨にけむる里山の風景や、

しっとり濡れた家々は

晴れの日とは違う情緒があって

なんだか得した気分。

はずむ心で、行きたかった

おしゃれなパン屋さんや

カフェ、雑貨店も次々はしご。

雨音をBGMに歩くのも楽しくて。

町内にあるどのスポットでも

貸出・返却が可能だから

借りた場所までわざわざ

戻らなくていいのがうれしい。

いつの間にか雨は止んで、

町は日差しを受けてきらきら。

傘とやさしさを、ありがとう。

また来ますね。