お金を増やすために考えておきたいこと|初めての資産運用におすすめな投信積立

掲載日:2024/03/05

お金を増やすために考えておきたいこと|初めての資産運用におすすめな投信積立

(写真= Adobe Stock)

「お金を増やしたいけどやり方がわからない」
「投資に興味があるけど難しそう」

将来、インフレが進めば、さまざまな物の価格が今より高くなる一方、働いて得られる金銭がそれ以上に増えるかどうかは分かりません。国からのメッセージでも、「貯蓄から投資へ」と呼びかけられているものの、資産運用の未経験者はなかなか投資の第一歩が踏み出しづらいかもしれません。

また、投資と聞くと「一発逆転の大儲け」や「ギャンブル」といったことをイメージする人もいるかもしれません。もちろん投資には元本が減ってしまう可能性(リスク)がありますが、長期・積立・分散投資することで、リスクを抑える効果が期待できます。

この記事では、資産を守るための対策から、初心者でも始めやすい投資方法の一つとして『投信積立』を紹介し、メリットや注意点などを解説していきます。

みんなはどうやってお金を増やしているのか

みんなはどうやってお金を増やしているのか

(写真= Adobe Stock)

まずはお金を増やす方法にはどんなものがあるのかを、幅広く考えてみます。

①収入を増やす

会社などで働いている人は、勤務先からの給料、つまり本業の収入が増えればお金が増えます。しかし給料は急に増えるものではありません。
また、収入の大きな割合を占めるボーナスは、景気や会社の業績によって増減するので、固定給が上がってもトータルの年収が前年を下回ることもあるでしょう。
選択肢として転職や副業もありますが、簡単にできることではなくハードルが高いと感じる人が多いかと思います。

②支出を減らす

お金を増やすには、支出を減らす方法も有効です。つまり、節約です。
家計簿等で月々の支出と収入からお金の流れを確認し、無駄な支出をなくしていきます。ただ無理のない範囲で行わないと、心身の健康を害する可能性もありますので、メリハリをつけて行うことが大切です。

③定期預金に預入れる

一般的に定期預金は同じ金融機関の普通預金よりも利率が高く設定されています。そのため、同額を同期間預ける場合、普通預金に預けるより、定期預金に預ける方がより多くの利息を受け取れるメリットがあります。また定期預金には「このお金は使わないでおこう」と思わせる力があるので、将来の資産形成や目的が決まっている資金の確保には向いています。

④資産運用する

資産運用の対象には、株式や投資信託などさまざまな金融商品があります。 例えば一般的な株式投資の場合、自分自身で値上がりしそうな会社の株式(=銘柄)を選んで買います。このとき「値上がりしそうかどうか」はその株式を発行している企業の業績や評判、あるいは経済情勢から判断しなければなりません。加えて、株価の上下動について知識・経験が必要であったり、投資先の会社や属する業界、あるいは経済の動向など、広い情報を集める力と判断力が求められたりするので、投資初心者には難しい部分があります。
投資信託は、ファンドマネージャーが商品に組み込む銘柄選択から運用まで行うため、知識やスキルが十分でない投資初心者でも始めやすい投資方法と言えます。投資信託は非常に数多くの銘柄があり、銘柄によって想定のリターンやリスクが違うため、自分の好みのリスク・リターンの大きさの銘柄を選ぶことができます。
その中でも、あらかじめ指定した投資信託に決まった金額を投資する『投信積立』がおすすめです。まとまった資金を一度に投資する手法と違い、少額からコツコツと購入するため、リスクを低減させることが期待できます。
投信積立の魅力について、ここから詳しく説明します。

投信積立の魅力とは?

価格変動する商品に投資する場合、価格が安い時に買い、高い時に売るのが理想ですが、タイミングを計ることはプロでも難しいものです。しかし、同一の金融商品を定期的に一定金額ずつ購入する手法により、値下がり時に購入の数が増えることで、一定数量ずつ購入するのに比べて、平均購入単価を低く抑えられる効果が期待できます。これを「ドルコスト平均法」といいます。
「大きな損はしたくないし、安く買って高く売りたいけどタイミングが分からない。」「忙しいから面倒なのは嫌、おまけにまとまった資金もない。」そんな方に適した投資方法が投信積立です。

時間分散により効果的な投資が期待できます。

※図は山陰合同銀行ホームページ投信積立より
https://www.gogin.co.jp/personal/increase/investment/tsumitate/
https://www.gogin.co.jp/personal/increase/investment/tsumitate/
※図の数字はあくまで仮定であり、将来の成果を約束するものではありません。
※算出にあたっては、ご購入時の手数料・税金・分配金等を考慮していないため実際の投資とは異なります。

投資のリスクを減らすポイント

投資のリスクを減らすポイント

(写真= Adobe Stock)

投資に「絶対」はありません。そのためどんな投資にも必ず損をするリスクがつきものです。 そこで、投資のリスクを減らすポイントを紹介します。

ポイント①余裕資金の範囲内で行う

投資は余裕資金で行いましょう。余裕資金とは、遊ぶお金に使ってもいいし預金してもいい、といった使う目的の決まっていないお金のことです。余裕資金の範囲を超えて投資にお金をつぎ込んでしまうと、損失が出たときに生活に困る場合があります。
その危険を回避するためにも、少額から始められる投信積立はおすすめできます。

ポイント②分散投資

投信積立で選べる銘柄にはさまざまな種類があり、それぞれで投資対象が異なります。値動きの異なる投資対象を複数保有することで、リスクを小さくし安定的な成果を期待することができます。

ポイント③長期での積立投資

長期での積立投資は、複利の効果によりお金を増やす効果が見込めます。また、一時的な価格の変動に一喜一憂する必要もありません。
例えば以下のシミュレーションのようにコツコツ貯めた場合と、運用した場合を比べると、運用期間が長期になればなるほど、大きな差になることが分かります。

毎月5万円を積み立てながら30年間運用した場合のシミュレーション

※本コラムで取り上げた数値は、いずれも一定の仮定に基づく試算結果であり、将来の成果を示唆または保証するものではありません。また、損益の算出にあたっては、ご購入時の手数料や税金等を考慮していないため実際の投資とは異なります。

まとめ

お金を増やすための手段として、短期的な手段としては「収入を増やす」「支出を減らす」ということができますが、それぞれある程度の限界があるかと思います。また低金利時代においては、定期預金などの貯蓄だけでは十分ではありません。まだ投資をしたことがない方には、この記事で紹介した投資信託、中でも少額から始められる『投信積立』がおすすめです。
また、実際に投信積立で投資デビューをしたいと思ったら、ぜひ、ごうぎんにご相談ください。