公益社団法人 益田市医師会 さま

病院建替え検討の土台となる、地域医療と病院のあり方に関する将来ビジョンと収支計画を具体化しました

経営戦略/事業計画医療・介護コンサルティング業種別コンサル専門的な知見を活用したい
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会社概要Company Profile

業種
医療業
売上規模
30億超
従業員数
400人超

プロジェクトProject

経営戦略/事業計画医療・介護コンサルティング業種別コンサル専門的な知見を活用したい
プロジェクト期間
10か月
手数料
7.9M

課題解決への取組み

取組みの背景

病棟の老朽化が進む中、10年以内の病院建替えを想定し基本構想策定に着手されました。ただ、前回病棟の増築を経験した担当者がご退職等により組織内に残っておられないこともあり、基本構想策定の中核となるビジョンの決定等に苦慮されている状況でした。

着手の決め手

将来目指すべき方向性(ビジョン)を含む基本構想策定には、外部環境分析を通じ「求められること」を把握し、内部環境分析により「できること」の整理、定性分析(経営幹部・職員へのヒアリング等)によって「やりたいこと」を整理が必須です。それら3つの要素のバランスを見つつ合理的な協議を進めるためにも、視点が偏りがちな外部環境の変化の想定に加え、判断の拠り所となる収支シミュレーション策定ノウハウを持った外部コンサルタント活用が有効と考えられました。

設定したゴール

・病院 :ビジョンの決定、収支シミュレーションによる採算性の検討
・医師会:理事会・定時総会への打診、病院建替えに向けた方向性の承認

ご支援内容

お客さまの声

病棟の老朽化が進む中で10年以内の病院建替えを想定し、2024年7月にビジョン委員会を立ち上げ基本構想の策定に着手しました。ただ、以前に実施した病棟増設を経験した担当者が組織内に残っておらず、建替えに関する院内協議の進め方や検討の基になるデータ収集等のノウハウに不安がありました。
また、病院長の「職員の意見を出来るだけ汲み取った新病院を建築したい」との意向もあり早い段階で職員の意見集約を実施したところ、各セクションから理想の「病院造り」について多種多様な意見が出たことから、ビジョン策定に於いて論点整理が難航している状況でした。その難局を打開する具体的な方法が必要であることに加え、外部環境分析(患者ニーズの分析)については「客観的な目線」が重要であることから、外部コンサルタントの導入の決断に至りました。今回、山陰合同銀行様のコンサルタントを導入したことにより、客観的な目線で当院の経営課題の把握やビジョン策定に向けた協議体制の見直し、検討の基になるデータ提供等を経てスムーズに協議を進めることが可能になりました。

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担当コンサルタントより

公益社団法人益田市医師会さまが運営されている「益田地域医療センター医師会病院」は、益田医療圏において地域医療を支える病院として「無くてはならない」存在です。その当院に現在起こっている「病院(病棟)老朽化」は非常に大きな経営課題と認識しました。
地域を支える地方銀行である弊行が、当院の経営課題の解消に向けた取組みにコンサルタントとして関与できたことは、弊行の役割を果たせることに加え、社会的な意義も非常に大きいものと考えます。今後も当院内で協議等を継続されるため、引続き関与を強め建替えに向けてご支援できればと考えています。