有限会社中浜運輸 さま
成長に向けた設備投資の意志決定と中期経営計画の作成をサポートしました
会社概要Company Profile
- 業種
- トラック運送業
- 売上規模
- 5-10億円
- 従業員数
- 50-75名
プロジェクトProject
- プロジェクト期間
- 4ヶ月
- 手数料
- 非公開
課題解決への取組み
取組みの背景
運送業はどこも人手不足が叫ばれていますが、当社も例にもれずドライバーの確保に苦慮してきました。従業員の働き方を見直し、ドライバーを維持していくために、従来の長距離輸送への依存から中距離輸送へ転換できないかといったことを長らく模索していました。(=成長/競争戦略の見直し)
そのような中、自社倉庫を新設することで、中距離輸送を拡大し、輸送以外のサービスを拡充する構想を温めておりました。しかしながら、燃料費や人件費といったコストの上昇等、当社を取り巻く環境は不透明であり、大規模な投資を行うという意志決定に踏み切れていませんでした。
着手の決め手
新しい方向性を検討するにあたり、新設を予定する倉庫の収益に加え、既存事業とのシナジー効果の検証ができていませんでした。また、既存事業の業務改善にも取組む必要性を感じていたものの、何から手をつけたらいいのか分からないような状態でした。
そんな折、既存事業の経営課題の棚卸と、投資を含めた中期経営計画策定についてごうぎんさんからご提案をいただきました。自分の想いを落とし込みつつも、第三者の目を入れた客観的な計画を策定することが大きな判断を下すにあたって、重要なサポートになると思い、ごうぎんさんと一緒に取組むことに決めました。
設定したゴール
既存事業においては、生産性の改善による営業利益率の向上を目標に設定しました。
また、新設する倉庫の収益を検証し、上記と足し合わせた中期計画を当社の利害関係者(従業員、金融機関)に対して開示、説明することをゴールに設定しました。
ご支援内容
- ミッション・ビジョン・バリューの言語化
- 経営課題の棚卸とその改善策の提言
- 新設倉庫の収益性と既存事業との相乗効果検証
- 新設倉庫と課題改善策の効果を数値化
- アクションプランの作成と中期経営計画(BS、PL、CF)の取り纏め
お客さまの声
アナログな業務をシステムに置き換えることで、営業担当者の管理業務の時間を収益業務に振り替えることができそうです。それによって実車率の改善につながり、営業利益率の改善を図っていきたいと思います。
投資計画については、自身の構想を言語化することができ、従業員はもとより、金融機関に対しても説明をすることができました。2024年10月の倉庫完成に向け、着実に計画を進められています。
担当コンサルタントより
中浜運輸さまは業界を取り巻く外部環境の変化に対し危機感を抱かれ、従来のビジネスモデルからの変革を構想されていらっしゃいました。
現状分析の過程では、紙媒体の販売先情報の整理に時間を要しましたが、取引実績や傾向を把握することで、販売先別の営業方針を経営陣の皆さまと議論することができました。