大昌株式会社 さま
経営理念の実現に向けた中期経営計画の作成をサポートしました
会社概要Company Profile
- 業種
- 製造業
(段ボールケース・化成品ケース)
- 売上規模
- 10-15億円
- 従業員数
- 30-50名
プロジェクトProject
- プロジェクト期間
- 4ヶ月
- 手数料
- 5百万円
課題解決への取組み
取組みの背景
当社は業歴65年を迎えることができました。今後も成長を続け100年企業を目指していますが、そのためには役員を含めた全従業員の力を結集することが不可欠だと考えています。
しかしながら、経営理念や経営目標は形骸化しており、社員のベクトルは必ずしも同じとは言いにくい状態にありました。
また、同業者との競争は激しさは増す一方で、従来の活動の延長線上のみでは事業の成長が難しいのではないかという危機感を感じていました。
着手の決め手
私はカリスマ経営者ではありませんので、どのようにすれば従業員の協力を得ながら事業を成長させられるかということに日々心を砕いていました。
そんな折、山陰合同銀行さまから「従業員の皆さまと一緒に、会社の将来のことについて考える機会をつくってみてはいかがですか?」とアドバイスをいただきました。
このときの私は5年後、10年後の当社がどのようになりたいのかということを明確にイメージができていませんでした。そこから今後の当社のあるべき姿について自問自答する日々が続きました。本部の方から「従業員の主体性を後押しするプロジェクトにしましょう」というご提案を受け、最初のご案内から1年もかかってしまいましたが、山陰合同銀行さまと我々経営者で共に中期経営計画を作成することを決意しました。
設定したゴール
まずは形骸化してしまっていた経営理念・ミッション・ビジョン・バリューについて役員、従業員の間で共通の認識を持つことを目標にしました。
成熟産業に属する当社業界ではありますが、成長を続けるための事業の方向性(=成長戦略と競争戦略)と具体的な活動を明確化することをゴールに設定しました。
ご支援内容
- 経営理念・ミッション・ビジョン・バリューの言語化
- 当社従業員さまと共に外部環境(機会と脅威)の調査
- あるべき姿実現に向けて解決すべき課題の特定と優先順位づけ
- 当社従業員さまと共に課題解決策の検討と効果検証
お客さまの声
外部環境が大きく変化する中、従業員を巻き込んだ計画を作成することができ、やっとスタートラインに立てた気持ちです。
「今まで気づいていたが解決できていなかった課題に対して取組むことができた」「外部からの押し付けにならず、参加したメンバーが主体的に当社の将来を考えることができた」という意見があり、効果が表れていることを嬉しく思います。
今後は作成した計画に基づいて全社員一丸となって取り組んでいきたいと思います。
担当コンサルタントより
経営者の思いや会社の方向性が従業員に伝わりきっていないケースもあるようです。
社長さまの「従業員と一緒に計画をつくりたい」というご要望に応えるため、まずは経営理念やミッション・ビジョン・バリューを言語化し、共通の認識を持つことを最優先に取り組みました。その結果、課題解決策が従業員の方から自発的に出てくるようになり、組織の活性化にも貢献できました。