有限会社松江自動車用品商会 さま
競争力強化に向けたM&A後の統合計画の作成をサポートしました

会社概要Company Profile
- 業種
- 自動車関連製品卸売業
- 売上規模
- 15-20億円
- 従業員数
- 75-100名
プロジェクトProject
- プロジェクト期間
- 6ヶ月
- 手数料
- 4百万円
課題解決への取組み
取組みの背景
当社は自動車関連の製品やサービスを取扱っていますが、EV、自動運転、移動サービスなど、自動車そのものの価値を見直す動きからも見られるように、自動車業界は大きな転換期に差し掛かっています。
この大きな外部環境の変化に対し、いかに自社の競争力を強化できるか、いかに持続的な成長が遂げられるかといった将来のあるべき姿を模索していました。そのような中、メインバンクであるごうぎんさんからのご紹介もあり、取扱製品・サービスの拡充を目的として、2022年2月に自動車用ガラスの卸売・施工会社をM&Aでグループ化いたしました。
自動車用ガラスは当社でも一部取扱っていた製品ではあるのですが、ガラス独特のビジネスモデルや商習慣もあり、当初想定していた効果はお世辞にも創出できているとは言い難い状況でした。
着手の決め手
M&Aの検討段階からグループ化した子会社との統合効果のイメージはありましたが、実際に成約した後、具体的にどのようなステップで進めて行けば良いか、何から行えば良いかを明確化の上優先順位を決定していく必要がありました。また、子会社の財務面のみならず、非財務面についてもグループの経営幹部で強みや課題の認識を共有できないかと漠然と考えていました。
そのような状況の中、改めて子会社の財務・非財務面の実態調査を行うことと、当初想定していた統合効果+αの創出に向けたアクションプランを中心とした統合計画の策定を行うことについてごうぎんさんからご案内をいただきました。「当社グループ全体のあるべき姿から考えましょう」というごうぎんさんのご提案に共感し、一緒に取組むことに決めました。
設定したゴール
今一度子会社の事業構造を分析し、伸ばすべき強みと解決すべき課題を把握することを最初のゴールに設定しました。
その上で当社事業との相乗効果の目標を設定し、その目標を実現するための具体的な施策を作成し、グループ関係者への共有を行うことをこのプロジェクトの最終ゴールとしました。
ご支援内容
- 子会社の事業構造分析
- 全社ビジョンの策定
- 統合施策の策定
- 統合計画の策定
お客さまの声
統合の目的や創出すべき効果、それらを含めた全社の将来像について言語化することで従業員への周知を図ることができました。また、統合効果を創出するために必要な人的リソースを子会社に当社従業員を派遣する形で補うこともでき、少しずつではありますが統合に向け歩き始めることができました。
担当コンサルタントより
企業のM&Aには①経営の統合、②事業の統合、③意識の統合という3つの統合テーマがあります。このプロジェクトでは①経営の統合②事業の統合をご支援することができました。 今後は事業活動を通し③意識の統合を図り、当初の想定以上の統合効果が創出されることを楽しみにしています。