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山陰合同銀行 RECRUITMENT 2020

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松谷海苔株式会社
代表取締役社長松谷 晃様

2012年入行
俵 賢一

法人営業
関西エリア Corporate Sales
(General Position)

山陰地域のマーケットが縮小傾向にある中、山陰以外の地域、特に関西圏などの都市部での営業活動を行うことで、都市部と地方の間でお金の流れを流動化させる。また、数々の名産品をはじめとする山陰地方の魅力を都市部に紹介することで、双方にとってよりメリットのある取り組みが可能となる。この2つが、ごうぎんが都市部で営業活動を行う理由である。近年は特に都市部のほうが貸出業務の金額も大きくなっており、この法人営業の活躍が今後のごうぎんの行く末を左右するといっても過言ではない。そんな法人営業の中でも、神戸西支店で活躍する俵にスポットを当て、彼の仕事ぶりを追った。

関西では無名の銀行

関西では無名の銀行

もともと浜田市出身。大学は神戸で、そのまま関西圏で就職しようかとも考えましたが、やっぱり地元で働きたいと思い、ごうぎんへ入行。しばらくは浜田支店で勤務していましたが、その後異動で神戸へ戻ってきました。ごうぎんの支店は、兵庫に10店舗、大阪に1店舗、岡山に5店舗、広島に5店舗と、けっこう山陰以外にも展開をしています。特に、兵庫に本店を置かない銀行の中では、10店舗は最多。関西でのネットワークも広く、お取引いただいている企業も多いです。しかし、それでも認知度はまだまだ低いと思っています。山陰地方での知名度はバツグン。知らない人はいないでしょうけど、逆に関西にはメガバンクだけでなく、地元の地銀もたくさんありますからね。いうなれば完全なるアウェイです。でもそのアウェイの中で戦っていかなければならない。山陰の発展のためにも、私たち法人営業が頑張って取引先を拡大し、また地元の魅力をアピールしていかなければならないと思っています。

現在の担当エリアは神戸市兵庫区、長田区、須磨区周辺。貸出業務をはじめとして、お客様とお客様をつなげるビジネスマッチングなど、銀行員として、法人営業として日々一生懸命取り組んでいます。時には支店間や本部、関連会社と連携し合い、どうすればお客様の役に立てるか知恵を出し合いながら活動しています。それと共に、地元の食材やサービスをご案内したり、山陰に旅行に行かれるお客様には地元ならではの観光スポットをご紹介するなど、山陰の魅力をアピールする仕事、関西の地銀にはできない仕事を心がけています。支店をたくさん持っていることで、お客様の役に立つ情報も日々入ってきます。関西圏の地銀に負けない情報の質や量が当行の強みですね。

信頼されるパートナーとして

信頼されるパートナーとして

印象に残っている仕事のひとつに、松谷海苔様との仕事があります。松谷海苔様は大手コンビニや大型食品専門店に海苔をおさめている老舗企業。兵庫県の社、西宮、そして九州に工場を持っています。11月から5月の間に一年分の海苔をいっきに仕入れるのですが、入札から3日以内に入金をしないといけないのと、一年分の在庫を抱える関係で相当なキャッシュが必要になるため、当行を含め10数行との取引があります。当行は平成17年からのお取引。もう15年近くお付き合いいただいていることになりますね。

松谷

先代社長から引き継いではいましたが、私自身ごうぎんの名前はそれまで聞いたことがありませんでした。でも、俵さんが担当になり、実際にお取引を行っているうちに、数ある関西の地銀を差し置いて、ごうぎんさんが一番信頼のおける銀行になりました。俵さんは、わざわざウチの工場を全部回ってくれたんです。兵庫県内だけじゃなく、九州の工場も。他の銀行さんでここまでやってくれるところはありませんでした。会議室でお話するだけじゃなく、実際に現場まで足を運び、どうやって海苔が作られているのか?どんな種類の機械があるのか?をちゃんと理解しようとしてくれる。きちんと当社のことを理解した上で融資可能かどうか判断してくれるというのが、とても嬉しかったです。

融資の可否を判断するうえで、やはりお客様の事業の本質を見極めなければならない。書類上で事業内容を知っているのと、実際に製造現場で日々の仕事を見るのとでは、理解度がぜんぜん違います。そして知っているからこそ稟議の際にも上司に掛け合いやすいのです。お客様から信頼をいただくためにも、自分の足でお客様を知りに行くことは大切だと思っています。

ゆくゆくは故郷に錦を飾る

ゆくゆくは故郷に錦を飾る

今後の目標は、担当エリアのお客様の支援を精一杯行い、今以上に頼っていただける存在になること。今やっている仕事をもっともっと磨いていくことです。松谷海苔様のように、硬い信頼関係を築けるお客様を増やしていきたいですね。机上の空論で融資の可否を判断するような銀行マンにはなりたくありません。企業の大小や知名度で計るのではなく、本当に融資をすべき企業をきちんと自分の目で見極め、融資をしたいと思える企業に出会ったら、全力でサポートする。そうやって地元の有力企業にスポットライトを当て、地域の活性化につながるような仕事をしていきたいと思います。

そんな中で大切だと感じていること。それは「人間力」です。関西では銀行としてのネームバリューがない分、お客様から信頼いただけるようになるまでには時間がかかります。ですから自分のアピールポイントは何か?足りないところは何か?を自問自答しながら日々自己研鑽に励んでいます。私たちから「借りて下さい」とお願いするのではなく、お客様のほうから頼っていただける関係性を作りたいですね。そのためにはアンテナを常に高く張り、ごうぎんの持つ“資産”ともいえるネットワークを駆使して、お客様の役に立てる存在になっていきたいなと。

将来は、やはり浜田に帰り、地元に貢献する仕事をしていきたいと思っています。今のこの仕事はもちろん楽しいですが、私にとっては修行の一環。都市部で多くのお客様から信頼いただける銀行マンに成長し、また地域活性化の手法やノウハウをしっかりと習得した後に故郷に錦をかざるべく、凱旋する日を夢見ています。

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