城下町の秋の風物詩「松江祭鼕(どう)行列」と「松江城大茶会」が10月、相次いで開かれます。松江の伝統文化を存分に味わえる催しに出かけてみませんか。
江戸時代からの伝統引き継ぐ鼕行列

松江市史によれば、鼕行列の起源は江戸時代までさかのぼります。
町屋で正月の歳徳神を祀る「左義長(さぎちょう)=とんど」行事として、昼は宮(神輿)を担いで町内を回る「宮練り」を、夜には鼕を打ちながら回る「鼕練り」を執り行ったものが鼕行列のもとになったといいます。
宮の額絵や棟札などに1747(延享4)年、1764(宝暦14)年に行われていた資料が残っていることから、18世紀半ばには既に行われていたと考えられています。
各町内で別々に行われていた宮練り、鼕練りを一つにして行列の形にしたのは1915(大正4)年、大正天皇の即位を祝った御大典記念鼕行列から。宮行列に28町31宮、行列には20数町内、鼕60数台が参加したことが記録に残っています。
親子3世代など一堂に

秋の気配が漂うと、松江の街には各町内が鼕を練習する音が響きます。
今年は13の町内・団体が参加します。メイン行事の鼕行列は松江城前の大手前広場を出発し、南殿町商店街を経て松江大橋を渡り、白潟天満宮に至ります。親子3世代など、1団体の総勢が100人を超える勇壮な行列が松江の街を練り歩きます。
日程やコースなど、詳細は公式ホームページで。
※写真はいずれも松江市鼕行列保存会提供
「第43回松江城大茶会」は、「今日は、時をいただく。」をテーマに、城山周辺7会場で開かれます。
9流派が心づくしの一服を提供

9流派が参加する予約制の茶席では、抹茶、煎茶、紅茶を提供。それぞれの茶席で、今年の大茶会のために特別にあつらえた茶菓子も楽しみの一つです。
松江城馬溜では大学生や高校生による気軽に楽しめる「おもてなし茶席」もあり、茶の湯文化に触れてもらうことを目的に体験、飲食ブースも設置されます。
国宝松江城を望む至福の時

松江のシンボル、国宝松江城を眺めながらの一服は至福のひと時です。
各流派の会場、申し込み方法など詳細はホームページで。
※写真はいずれも山陰中央新報社提供
| イベント名 | 松江祭鼕行列 |
|---|---|
| 電話番号 | 0852-27-5843(松江市鼕行列保存会、平日9:00~17:00) |
| HP | https://www.dogyoretsu.jp/ |
| 宵宮(前夜祭) | |
| 開催日 | 10月17日(土) |
| 場所 | 北会場:松江城大手前広場(19:00~21:00) 南会場:JR松江駅北口(18:30~20:30) |
| 松江祭鼕行列 | |
| 開催日 | 10月18日(日) |
| 時間 | 集合12:00/出発13:30 |
| コース | 松江城~松江大橋から白潟天満宮 |
| イベント名 | 松江城大茶会 |
|---|---|
| 開催日 | 10月24日(土)、25日(日) |
| 時間 | 流派の茶席 9:30~15:00(各流派8回) おもてなし茶席 9:30~15:00(通し) |
| 会場 | 松江歴史館、月照寺、東林寺、明々庵百草亭、赤山茶道会館、松江北堀美術館、松江城馬溜 |
| 料金 | 流派の茶席 1席1,500円/おもてなし茶席 1席800円 |
| 電話番号 | 0852-32-3415(山陰中央新報社、平日10:00~17:00) |
| HP | https://event.sanin-chuo.co.jp/event/17470 |
2026年10月16日現在