山陰合同銀行

My Life is... #62

#62 株式会社サンインマルイ 田部千尋さん

#61 株式会社サンインマルイ 田部千尋さん

長距離ウオーキングで社員同士の絆を深めました

  • ─ 現在の職場に入られたきっかけは?

     高校3年生の時に、求人票の一覧からマルイを見つけ、「ここに就職しよう」と直感的に思いました。それまで一人暮らしをしたことがありませんでしたし、家族と離れるのは不安だったので、地元での就職を希望していて、当時、県内に多くの店舗を展開し始めていたマルイを選びました。
     社会人として初めて働いた会社なので、新入社員研修や配属先では多くのことを教わりました。入社式までの間に受けた研修では、各部門の業務について説明を受け、自分たちなりに仕事内容を新聞形式でまとめたのを覚えています。新入社員の団結力を高めるために行われた長距離ウオーキングでは、津山市内の山中から町中に向けて26㎞を6時間ほどかけて歩きました。そんなに長い距離を歩いた経験はなかったので、終盤では体が疲れて足も痛くなりしましたが、同期の子たちと「頑張ろう」と声をかけ合いながら一生懸命に歩き、ゴールした時は達成感がありました。

    ─ 仕事内容を教えてください。

     最初は車尾店の惣菜部門に配属となり、それまで料理を全く作ったことがなかったので、先輩方に材料の切り方や揚げ方など基本から教えていただきました。仕事を通じて、包丁も上手に使えるようになり、天ぷらもおいしく揚げられるようになりました。料理の腕が上がって、自分の生活の中でもとても役立っています。惣菜部門の後にレジの担当となり、ホープタウンマルイ店に移ってからレジ部門のマネージャーを任され、現在はまた車尾店へ戻って引き続きレジ部門のマネージャーを務めています。
     マネージャーとして、レジ部門のシフト作成を行ったり、サービスカウンターでのギフトなどのお客様対応を担当したり、接客やレジ対応などを指導して人材育成にあたっています。車尾店は24時間営業なので、夜の時間帯の人員を確保したり、自分も遅くまで勤務することもあります。大変なこともありますが、マネージャーとしての責任を全うするように努めています。

社員の挑戦を応援し「食の専門家」を育成

  • ─ 仕事で心がけていることは何ですか?

     お客様への心配りを大切にしています。スーパーマーケットは幅広い年齢の方が来られるので、ご高齢の方や妊婦さん、小さいお子様連れの方がレジに来られた際は袋詰めをこちらで行ったり、お客様から「この商品はどこにありますか?」「いつ入荷しますか?」などと尋ねられた時は、商品のある場所までご案内したり、担当者に連絡して入荷時期を伝えたりと迅速に対応するようにしています。そして、いつも笑顔を忘れずに、気持ち良くお買いまわりしていただけるよう心がけています。
     また、毎月、レジ部門内で「今月はこの商品の販売に力を入れよう」という販売コンテストがあり、レジ部門でもレジ前やレジ横に商品を展開して販売強化を図っています。レジ横のスペースにはバレンタインデーやひな祭り、ホワイトデーなどイベントに合わせた商品を配置して、季節感のある売場を展開することが多く、これまで培ってきた経験を生かして、手描きPOPを書いたり、魅力的な陳列を試みたりして、お客様の目に留まる買場づくりに励んでいます。

    ─ 現在の職場のいいところを教えてください。

     和気あいあいとした職場で、明るい雰囲気の会社です。新入社員の時も先輩方が優しく指導してくださって、すぐに職場に馴染むことができました。私もマネージャーとして、レジ担当の社員の皆さんが働きやすいように、普段からコミュニケーションを取るようにしています。
     また、社内にマルイアカデミーという教育機関があり、「食の専門家」として成長したいという思いを持つ社員を全力で支援してくれます。マルイアカデミーは、会社が費用を負担して取りたい資格に積極的に挑戦できる「資格取得制度」や、それぞれの部門に特化した専門知識や技術を磨く「専門習得」、仕事だけでなくプライベートの充実にもつながるテーマについて学ぶ「全体本部研修」、各地の産地や工場などを見学する「視察研修」など、多彩な内容になっており、私は興味のあったPOP広告の制作スキルを測るPOP広告クリエイターと、チョコレートに関する知識を深めるチョコレート検定の資格を取得しました。他にも専門習得でラッピングの技術などを教えてもらい、普段の業務で発揮しています。挑戦する気持ちを後押してくれる制度があると、「次も頑張ろう」という意欲が沸きます。


  • 笑顔を絶やさずにお客様への対応をしています

  • ひとつひとつていねいにラッピング

  • 商品陳列についてスタッフと売り場で確認

3人の子育てと仕事を両立、興味のある資格にチャレンジ

  • ─ プライベートなことを教えてください。

     職場で出会った夫は、現在は米子市内の別の店舗で働いています。5年ほど前に私の実家の近くに家を建て、小学生の娘2人と保育園児の息子1人と私たち夫婦の5人で暮らしています。子どもたちの出産時には、それぞれ1年間の育児休暇を取得しました。私の帰宅時間は遅いので、子どもたちに晩御飯を食べさせたり、お風呂に入れたりは、夫に任せています。お姉ちゃんたちが弟の面倒をよくみてくれるので助かっています。夫婦2人の帰宅時間が遅い日や休日出勤の時は、実家の両親に子どもたちをみてもらっています。子どもたちはおばあちゃん子なので喜んでいますし、両親も孫たちにすぐに会えてうれしそうです。実家と夫の協力があって、子育てと仕事を両立できていると感謝しています。
     仕事が終わってから時間ができた時には趣味のパズルに没頭しています。集中してパズルに向かうと、すっきりとリフレッシュできます。好きなアーティストのライブにも、同じアーティストが好きな同僚と休みを合わせて一緒に出掛けて、仕事や子育てのエネルギーにしています。

    ─ 将来のビジョンを教えてください。

     家族が健康で、皆でにぎやかに過ごしていけたらと願っています。子どもたちが将来、やりたいことができた時に応援できるよう、これからも今後も夫や実家の協力を得ながら、マルイで働き続けていきたいです。
     仕事面では、のしの表書きに自信を持って対応できるよう、ペン字の習得を考えています。ペン字もマルイアカデミーの資格取得の対象になっているので、いずれはペン字の資格取得にもチャレンジして、お客様へのサービスに生かしていきたいです。これからも興味のある資格に挑戦し、お客様へのサービスを高めていきたいです。


  • 応援しているアーティストのグッズ

  • 趣味のパズルの完成品

  • 休日に子どもたちと移動動物園で

  • 株式会社サンインマルイ

    当社は全国で7番目、西日本では一番最初にセルフサービス方式を導入したスーパーマーケットです。創業の精神である「うまいものなら何でもマルイ」の言葉を大切に、会社設立当初から「地域支持率No.1のスーパーマーケット」を目標としてきました。平成8年に鳥取県内に店舗をオープンさせて以来、地域密着、地域の食文化をより大切に考えてまいりました。「食」のライフラインとしての役割を果たすことはもちろんですが、人が集えるコミュニティとしての役割も担っていきたいと考えています。私たちマルイは、地域の皆様に愛して頂ける、地域に欠かせないスーパーマーケットを目指してまいります。