山陰合同銀行

My Life is... #60

#60 株式会社サンインマルイ 前田祐作さん

#59 株式会社サンインマルイ 前田祐作さん

先進的な造りに感動してスーパーの世界へ

  • ─ 現在の職場に入られたきっかけは?

     米子市内の工業高校に進学し、建築について学んでいましたが、高校の近くに「マルイ車尾店」がオープンし、初めて入った時に、木材の温かみが感じられる造りやオシャレな内装に「これまでと違うスーパーだ」と衝撃を受けたのを覚えています。こういうスーパーなら気持ちよく買い物ができるし、来るのが楽しくなりそうだと思い、「とてもいいスーパーだ」と感じました。高校で学んだことを生かせる建築系への就職も考えましたが、飲食業でのアルバイトで接客や調理を担当して食に関わる仕事にも興味がありましたし、車尾店で受けた感動が忘れられず、自分も「あんな店で働きたい」とサンインマルイへの就職を希望しました。

    ─ 仕事内容を教えてください。

     2006年に入社して、最初は車尾店の惣菜部門に配属となり、惣菜の作り方を覚えました。2年ほどして両三柳店の惣菜部門のマネージャーを任され、時期ごとにどんな商品をそろえるか、どのくらいの量を作るかなどの計画を立てて部門をまとめていました。その後、車尾店のマネージャーを6年くらい務め、倉吉の小型店を経て本部のバイヤーとして全店の仕入れや商品開発などを担当し、大型店の副店長として経験を積み、現在は両三柳店の店長に就いて2年目を迎えたところです。
     店舗の売場づくりや商品の仕入れなど、店の判断で物事を進めていくことが多く、店長として各部門のマネージャーたちと情報共有し、計画を立てて、季節ごとのテーマに合った売場を展開してお客様に楽しんでいただけるお店づくりに励んでいます。

従業員一人ひとりに声をかけて働きやすい職場をつくる

  • ─ 仕事で心がけていることは何ですか?

     スーパーマーケットは小さな子どもさんから高齢の方まで多くのお客様にご来店いただきます。また、スーパーマーケットで働く従業員の年齢も幅広く、さまざまな業務に携わっています。従業員が気持ちよく働けることがお客様への良いパフォーマンスにつながると思っているので、毎日、各部門を回って従業員一人ひとりに「今日の調子はどう?」「大丈夫?」と声をかけ、体調や家庭の事情などを考慮しながら、働きやすい職場環境づくりを心掛けています。
     そして、店長が決めたことにすべて従うのではなく、「自分はこうしたい」と気兼ねなく意見を言ってもらえることを歓迎しています。マネージャーは各部門のスペシャリストです。その人たちの考えを尊重しながら、店長として「こういうのを加えてはどうか」と提案し、話し合いを重ねてお互いが納得できる形で進めていくようにしています。

    ─ 現在の職場のいいところを教えてください。

     研修制度が充実していて自分を高めることができるところです。私もアメリカや中国などの海外や、国内の先進的なスーパーマーケットや大型ショッピングセンターなどの視察に積極的に行かせてもらいました。特に、アメリカでは10年ほど前からスーパーマーケットで持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っており、社会貢献の大切さを学びました。研修で得たことを基に、当社も各店舗で電力を使い過ぎない、容器などのリサイクル量を増やすなどのエコアクションを進めています。会社のみんなが同じビジョンを持って仕事をしているので、仲間たちと切磋琢磨しながらお互いにステップアップしていける環境があるのもいいところだと思っています。
     マルイの本部は岡山県津山市にありますが、山陰地区の店舗は、地元に拠点を置くサンインマルイが運営し、地域に利益が循環する仕組みを構築しています。店舗でも、地域の図書館や学校への寄付につながる寄付付き商品の展開、高校の吹奏楽の定期演奏会への協賛、清掃などのボランティア活動への飲料の提供などを行い、「食」だけではなく、「地域社会」にとってなくてはならない「地域密着型のスーパーマーケット」を目指しています。


  • 在庫状況の確認と陳列状況を確認

  • 店舗スタッフからの意見もよく聞いています

  • 事務所内での事務作業

趣味で知見を広げて地域になくてはならない存在に

  • ─ プライベートなことを教えてください。

     倉吉に転勤になったタイミングで、家族は私の実家のある大山町に引っ越しました。その時は長女が小学校に上がる年でしたし、その後も転勤が続きましたので、しばらくは単身赴任の生活でしたが、両三柳店の店長になって今は家族と暮らせています。娘が3人いて、下の子はまだ保育園なので、父親と一緒に生活できることをとても喜んでくれています。ただ、店長ですので、年末年始の忙しい時期や冬期の通勤が大変な時は、米子市内に泊まれるよう、会社が部屋を借り上げで用意してくれています。そちらに泊まる時は自分で料理しています。最近はインターネットでレシピ動画を見て、実際に調理し、「こういう味付けの方がいいんじゃないか」とアレンジを加えたりしています。マルイでは食材や調味料の品ぞろえにもこだわっているので、自分で使ってみることで仕入れや商品開発などにも反映できていると思います。家族にも休みの日には料理を作っていて、子どもたちにはトロトロ玉子のオムライスが一番人気です。
     趣味は映画観賞です。読書も好きで、映画化が決まった作品の本を読んで、映画が公開されたら見るという楽しみ方をしています。平日休みが多いので、1週間に1本は映画館に見に行ってリフレッシュしています。

    ─ 将来のビジョンを教えてください。

     高校の頃はテニス部でしたが、先日、高校時代の同級生と久しぶりにテニスをしてみたら体が全然動かなくてショックを受けました。少し体重も増えているので、ダイエットして以前のスリムな体形に戻したいですね。末っ子が春に小学校に入ります。運動会で活躍して格好いいお父さんの姿を見せたいです。
     それから、店長としても地域の行事にどんどん参加して、店が地域になくてはならないスーパーマーケットと認知されるだけでなく、店の従業員も地域になくてはならない存在と認めてもらえるように、自身の知見を広げていきたいです。


  • 子どもたちと休みが合えば、そろってお出かけします。

  • 子どもたちに人気の「ふわとろオムライス」

  • 映画化された小説をじっくり読んで映画を観ます

  • 株式会社サンインマルイ

    当社は全国で7番目、西日本では一番最初にセルフサービス方式を導入したスーパーマーケットです。創業の精神である「うまいものなら何でもマルイ」の言葉を大切に、会社設立当初から「地域支持率No.1のスーパーマーケット」を目標としてきました。平成8年に鳥取県内に店舗をオープンさせて以来、地域密着、地域の食文化をより大切に考えてまいりました。「食」のライフラインとしての役割を果たすことはもちろんですが、人が集えるコミュニティとしての役割も担っていきたいと考えています。私たちマルイは、地域の皆様に愛して頂ける、地域に欠かせないスーパーマーケットを目指してまいります。