山陰合同銀行

My Life is... #55

#55

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イキイキと働く姉と兄の姿を見て

  • ─ 真誠会に入ったきっかけは?

    吉岡安佑実さん(以下、安佑実さん):福祉科のある高校に進学し、卒業時に介護福祉士の資格を取得しました。在学中に実習で訪れた真誠会で丁寧に介護の仕事について教えてもらい、研修などの学ぶ機会も多いことを知って、働きながらスキルアップできる場所だと思い、2012年に入りました。

    吉岡桂佑さん(以下、桂佑さん):高校卒業時に介護福祉士という国家資格が取れるところに魅力を感じ、姉と同じ高校に進学しました。最初は資格取得を目的にしていましたが、実習する度に介護の仕事の奥深さを実感し、特に影響を強く受けた真誠会で働きたいと思い、2014年に入社しました。

    吉岡光平さん(以下、光平さん):私が福祉の道に進んだのは、姉と兄の存在が大きいです。介護の世界でイキイキと働く2人の姿を見て、同じ高校に進み、同じ職場で働きたいと思いました。入社時に姉から「きょうだいと比べられるのは大変じゃない?」と心配されましたが、敢えて挑戦してみようと2017年に入りました。

    ─ 仕事の内容を教えてください。

    安佑実さん:私と光平は同じ介護老人保健施設の別の部署で、桂佑は特別養護老人ホームで働いています。仕事内容は、利用者の皆さんの日常生活における身の周りのお手伝いや、歩行、食事、排泄などの身体介助を行っています。

    桂佑さん:介護福祉士としての仕事の他に、新しく職場に入った職員に仕事内容を伝える指導役も担当しています。これまでに別の施設で経験を積んでこられた方が多いので、これまでのやり方を聞いたり、この施設のことを紹介したりして、早く職場に慣れてもらうための調整役のようなことをしています。

    光平さん:自分はまだ経験が浅いですが、ベッドから起こす、椅子から立ち上がるなどの介助の際も、利用者の方になるべく負担がかからないように、人間の自然な体の動きを考えて、無理がなく安楽なケアに取り組むようにしています。

常に「誰のための仕事なのか」を考える


  • ─ 仕事で心がけていることは何ですか?

    安佑実さん:「誰のための仕事なのか」をいつも考えるようにしています。食事や排泄の介助などの業務も大切なのですが、利用者の皆さんが毎日の生活の中で少しでも楽しいと思ったり、笑ったりする時間を持ってもらいたいので、いつも笑顔でいるようにしています。そして、「あんたがいい」と言ってもらえるケアを心掛けています。

    桂佑さん:利用者の皆さんとの会話を楽しんでいます。利用者だけでなく、面会に来られたご家族の方にも「最近、こんなことがありましたよ」と普段の様子などを積極的に伝えています。ご家族から困りごとなどを相談してもらえると「頼りにしてもらえている」と感じうれしくなります。

    光平さん:弟の私から見て、姉の何でも手を抜かずに真面目に仕事に取り組む姿勢を尊敬していますし、兄と一緒に働く方から「お兄ちゃんにとてもお世話になっている」とよく声を掛けられ、みんなから慕われているんだと誇らしく感じています。私も思いやりと優しさの心を持って、2人を見習って頑張っていこうと思っています。

    安佑実さん:それから、介護の仕事の一番のやりがいは「ありがとう」と言ってもらえることですね。その言葉を聞くと、もっとがんばろうって思えます。

    桂佑さん:そうですね。

    光平さん:利用者の方やご家族から「ありがとう」と言ってもらえると、純粋にうれしいです。

    ─ 会社の良いところを教えてください。

    安佑実さん:学ぶ機会が多いところです。吸引などの医療的なケアや認知症に特化した実務的なものなど、法人内外で開かれるさまざまな研修に、会社の負担で参加させてもらっています。今年は、高齢者が住みやすい住環境を整備する福祉住環境コーディネーターと、安全で快適な姿勢を実現するための専門資格ポジショニングセレクターの2つの資格取得を目指しています。毎日の業務や研修で技術や知識を身に付け、それを現場に還元して、いずれは先輩・指導者として、介護の仕事の楽しさを広く感じてもらえる職場にしていきたいです。

    光平さん:私もたくさんの研修に参加できて、専門的な知識を得ることができるのはとてもありがたいことだと思っています。これからもずっと介護の現場で働きたいので、仕事に役立つ資格取得に進んで挑戦していきたいです。

    桂佑さん:私は、学ぶ機会が多いところもですが、尊敬できる上司が多いのも良いところだと思っています。部下の仕事をちゃんと認めて、さらに背中を押してやる気を出させてくれる上司で、同僚の皆さんもそれを応援して見守ってくださるので、毎日、感謝しながら仕事をしています。私もそんな上司になって、職場をますます盛り立てていきたいです。


  • 利用者さんとの談笑も毎日の大切な仕事(安佑実さん)

  • 利用者さんの状況やその日の仕事をパソコンでチェック(桂佑さん)

  • 利用者さんの15時のおやつの配膳(光平さん)

介護を熱く語れる仲間を増やしたい

  • ─ プライベートなことを教えてください。

    光平さん:ファッションに興味があり、海外の雑誌を読んで勉強しては、鏡の前で一人ファッションショーをしています。SNSにその日のコーディネートをアップして、たくさんの人に見てもらっています。オシャレして景色のいいところやカフェなどを巡り、インスタ映えスポットを探しています。

    桂佑さん:令和元年5月1日に結婚しました。結婚前は職場の先輩や同僚と食事に行ったり、お酒を飲みに行ったりすることが多かったですが、今は新婚なのでほどほどにしています。スポーツも好きで、今は真誠会の職員が中心となって所属する野球チームに入っています。ピッチャーやセカンドを任され、社会人の大会に出場し、仲間といい汗を流しています。

    安佑実さん:桂佑は昔から運動神経が良かったですね。私はずっとバスケットボール部に入っていて、就職してからも月に数回、学生時代の仲間と体育館を借りてバスケを楽しんでいます。運動以外にも、友達とお茶をしながら話すのがお気に入りのリラックスタイムです。連休が取りやすい職場なので、年に何回かは東京や大阪にいる友達に会いに行きます。5年ほど前から一人暮らしをしていますが、寂しいので実家のすぐ近くに住んでいます。クッキーを焼くのも好きで、よく作っては家族に届けています。

    ─ 将来の夢を教えてください。

    桂佑さん:友達が一人でも多く介護に興味を持って、介護について語り合える仲間を増やしていきたいです。実際に、全く別の業種から、私の誘いで現在は真誠会で働いている友人がいます。最初は介護の仕事にあまり良いイメージを持っていなかったようですが、入社してみて、職場の雰囲気が良く、利用者の皆さんに温かく迎えられていると感じ、「続けていけそうだ」と本人も言っています。そうやって仲間を少しずつ増やしていきたいです。スポーツでは、最近、ゴルフを始め、打ちっ放しの練習に行っています。妻のお父さんがゴルフ好きなので、いつか一緒にコースを回るのが夢です。そして、いずれは自分の家族のためにマイホームを建てたいです。

    安佑実さん:私もいつかは結婚して、家族と幸せに暮らしたいです。でも、結婚しても介護の仕事は続けていきたいです。ライフスタイルに合わせて就業時間を決めたり、時短勤務の選択ができるので、子育てしながら無理なく働ける職場だと感じています。自分がやりがいを持って働けているのも、育ててくれた両親のお陰です。親孝行も忘れずにしていきたいです。

    光平さん:大きな夢はありませんが、家族がみんな元気で、仲良く平穏に暮らせたら一番かなと思っています。今は仕事を頑張って、いつか悠々自適な生活が送れれば、と願っています(笑)。海外に行ったことがないので、海外旅行にも行きたいですね。そして、景色のきれいな場所を探してインスタ映えの写真をSNSにアップしたいです。


  • 実家にちょくちょく持っていく手作りのクッキー。(安佑実)

  • 所属する野球チームのユニフォーム(桂佑)

  • カフェでのインスタ映えをねらった1枚(光平)

  • 医療法人・社会福祉法人真誠会

    「最後まで患者さんを診させて頂きたい」という小田貢理事長の理念のもと、真誠会は共生社会実現のために、医療、介護、生活支援サービスを提供しています。
    「超強化型」老健である、介護老人保健施設ゆうとぴあは、病院から直接ご自宅へ帰ることのできない患者さんに、リハビリを行って頂くための施設であり、ご自宅での生活を想定したリハビリを重点的に行って頂ける環境を整えております。また、透析が必要な患者さんの受け入れも行っています。介護職員をはじめとする多職種がご利用者様の自立支援に向けて一丸となりサポートを行っていきたいと考えております。