山陰合同銀行

My Life is... #46

#47 えがお 総務部、海外事業部 中尾優花さん

#47 えがお 総務部、海外事業部 中尾優花さん

好きなコーヒーに携わりながら楽しく仕事

  • ─ 現在の職場に入られたきっかけは?

     短大時代に飲食店でバイトしていた時に、自分が気持ちよく接することでお客様に喜んでいただいた経験から、接客業にやりがいを感じました。卒業後は直接お客様と接する仕事をしたいと、美容室と不動産会社の受け付けとして働いていました。その後、鳥取市から松江市に引っ越して新たに仕事を探すことになり、接客業も検討しましたが、自分の好きなものと関連のある仕事に就けたら楽しいだろうなと思いました。そこで、家族みんなが好きで、私も毎朝欠かさずに飲んでいたコーヒーの専門店である澤井珈琲の求人に応募しました。実家ではインスタントコーヒーを飲んでいましたが、インスタントコーヒーの酸味が苦手で、よりおいしいコーヒーを探していろいろなメーカーのコーヒーを試しました。そして、澤井珈琲のドリップバックコーヒーを飲んで、そのおいしさに感動して入社にいたりました。

    ─ 仕事内容を教えてください。

     入社して2年ほどは、澤井珈琲の人気商品の「トリゴネコーヒー」を扱う事業部で受注業務に携わっていました。トリゴネコーヒーは「トリゴネン」という成分を多く含み、認知症予防に効果があります。そういった商品の特徴を電話でお客様に説明するのですが、それまで行っていた対面での接客とは異なり、声だけでお伝えしなくてはならない難しさがありました。そこで、笑顔ではっきりと言葉を発するように心掛けました。直接、お客様と対面する仕事ではありませんが、お客様に商品の良さが伝わってリピーターになっていただけた時に喜びを感じました。
     現在は、台湾と韓国にある澤井珈琲の支社と連絡を取り合って現地のスーパーや百貨店などに卸す業務を日本からフォローしたり、澤井珈琲のOEM商品を製造している企業との間で入庫・出荷などのスケジュールを調整したり、安全安心な商品をお客様に届けるために工場でISO規格に適合した環境が守られているかを見回ったりと、海外事業部と総務部を兼任するような仕事をしています。
     そうした仕事に励む中で、社長と一緒に商品の展示会などに出向き、国内だけでなく海外のお客様とお会いする機会も増えました。外国のお客様と会話する上で英語の必要性をひしひしと感じていますが、私は学生時代から英語が苦手で、まさか自分が英語を必要とする仕事に携わることになるとは思ってもいませんでした。現在は、携帯電話やパソコンの翻訳アプリに頼りながら、あいさつや自己紹介はお会いする方の母国語を覚えて、少しでも心を開いてもらえるよう努力しています。自分でも予想していなかったような仕事に挑戦させてもらえて、いろいろな国の方とお話できてとても勉強になりますし、自分の成長にもつながっていると感じています。

「できない」と壁を作らずにまずやってみる

  • ─ 仕事で心がけていることは何ですか?

     先ほども話しましたが、笑顔で大きな声ではっきりと話すことを常に心がけています。現在は直接お客様と接することはほとんどありませんが、取引先の企業の方と電話でお話する時も、表情が暗いと声も低くなり、元気がないように伝わってしまいます。顔が相手に見えない電話であっても、笑顔で対応してお互いに気持ちよく仕事ができるように意識しています。
     そして、仕事をする上で「これ、できますか?」と聞かれた時に、「できません」と言わないようにしています。海外の方々とお仕事するという思ってもいなかった機会も、「できるかどうか…」と戸惑っていては得られない経験でした。まずやってみることを大切にして、自分で壁を作らずに挑戦する気持ちを持つようにしています。
     現在は自分の仕事だけでなく、社員の教育も担当しているので、「どう伝えたら分かってもらえるか」と悩むことも多々あります。しかし、考え過ぎは他の業務でのミスを引き起こす可能性がありますし、考えているだけでは状況は改善しません。考えることも必要ですが、時にはあまり考え過ぎないように注意して、言葉で分かりやすく伝えたり、自分の行動で示したりするように工夫しています。

    ─ 会社の良いところを教えてください。

     社長や専務が営業や製造の現場の第一線で活躍されているので、お客様の声や時代のニーズに沿って、商品開発や修正などが即座に行われるところです。商品開発や販売までの展開は、他社にないくらいスピーディーに行われていると思います。また、社長や専務と社員の距離が近く、経営者としてお客様や従業員を大切にされている姿勢を身近で示していただけるのは、社員にとってとても励みになることだと感じています。そういった社長や専務の思いを後世につなげて、何かあった時にも社員が一つになって乗り越えられるよう、社長や専務と思いを共有できる社員を増やしていきたいです。
     高齢のスタッフが生き生きと働かれている姿にも元気をもらっています。会社としてもできるだけ無理なく長く働いてもらいたいと、体力的につらくなったら面談の上で業務変更などの対応を取り、希望される方は65歳を過ぎても継続して働ける環境を整えています。製造部で70歳近くになっても現役で頑張ってくださっている方々に支えられて、多くのお客様においしいコーヒーをお届けすることができています。
     今後は、各部署で若いスタッフを教育できるリーダー格の人材育成にも力を入れていきたいです。インターネットで多くの注文をいただき、出荷まで時間のない中で多数の商品を製造しないといけない厳しい状況も多々ありますが、各部署のリーダーがスタッフの体調を気遣いながら声掛けしたり、自らの背中でやるべきことを示したりして、「明日も頑張ろう」と前向きに仕事に取り組めるような職場環境の構築に貢献したいです。


  • 電話であっても笑顔で話すことを常に心がけています

  • 笑顔で接すれば、お互いに気分よく仕事を進められます

  • 本社工場併設の店舗(ファクトリー店)喫茶コーナーでは、挽きたての味をお楽しみいただけます。

体を動かして汗を流し、コーヒーを飲んでリラックス

  • ─ プライベートのことを教えてください。

     夏は海で海水浴やバーベキュー、冬は雪山でスノーボードと体を動かすことが大好きです。釣りも好きで、たまに友人と海や川に釣りに行っています。さばいて食べるような大物は滅多に釣れませんが、釣り糸を垂らしてぼーっと水面を眺めていると日ごろの疲れが癒やされます。
     雨の日は家の中で過ごすことが多いです。漫画を読むのも好きで、小学生の頃から「ONE PIECE」を愛読しています。最近、自宅で手軽にウエイトトレーニングができるホームジムを買ったので、家の中でも体を動かして汗を流しています。ウエイトトレーニングの後にさっぱりしたものが飲みたくなって、リンゴ酢を使ったドリンクを飲み始めました。それから、お酢を水や豆乳などで割って毎朝飲むようになりました。
     もちろん、コーヒーも愛飲していて、平日はドリップバッグで抽出したコーヒーをポットに入れて通勤中に飲んでいます。休日の朝は豆から挽いて、ゆっくりとコーヒータイムを味わいます。濃くて苦い味が特徴のマンデリンという豆を気に入っていますが、それにこだわらずにいろいろなコーヒーを楽しんでいます。

    ─ 将来のビジョンを教えてください。

     食べることや飲むことも好きで、自宅で得意の創作料理とお酒を味わってリラックスしています。お酒はビールや日本酒も飲みますが、ショートカクテルが一番好きで、カクテルはお店や作る人によって味が変わるので、いつかは世界各地を歩いて、その土地の雰囲気に浸りながら、そこでしか出会えないショートカクテルを飲んで回りたいと思っています。
     この夢を話すと、「コーヒーは?」と聞かれますが、澤井珈琲で各国で安全に栽培された世界中のコーヒー豆を使った、さまざまな特徴の最高級のコーヒーをおいしく飲むことができます。それで十分満足しているので、海外でコーヒーを飲みたいと思いません。逆に、澤井珈琲のおいしいコーヒーを、飲み方や好みも異なる海外でも楽しんでもらえるよう、さまざまな商品展開をして多くの国に提案して広めていきたいです。


  • 趣味はスノーボード、釣り

  • 漫画・お酒

  • 最近、筋トレ(ホームジム)にはまってます

  • 株式会社澤井珈琲

    澤井珈琲は創業37年目を迎えるコーヒーと紅茶の専門店です。
    心を和ませたい時、家族との語らい、友との語らい、いつもコーヒー・紅茶が、そばにあります。
    私共は、笑顔と感動をテーマに一人ひとりのお客さまを大切に、常にコーヒーと紅茶を通じて、社会への貢献と地域の発展に少しでも寄与出来ればと、念じております。
    たくさんのご提案させて頂く中で、お客様に素敵な香りと一緒に、たくさんの楽しみ・薫る楽しみ.買う楽しみ・選ぶ楽しみを感じていただける、そんなワクワクするお店になるように、スタッフ一同頑張っております。
  • 澤井珈琲