山陰合同銀行

My Life is... #34

#34 浜田市 感謝 産業経済部産業政策課 商工企画係 主事 牛尾洋輔

#34 感謝 産業経済部産業政策課 商工企画係 主事 牛尾洋輔

慣れ親しんだ浜田市へUターン

  • ─ 浜田市役所に入ったきっかけは?
     浜田市で生まれ育ち、大学は京都へ。卒業後、大阪で就職し、求人広告の営業をしていました。大阪で結婚して、子育てのこと、また将来を考えた時に「やはり地元に帰りたい!」という思いが湧いてきたのです。妻は県外出身者ですがUターンの思いを話すと、快く承諾してくれました。
     Uターンの決意を固めた頃に、浜田市の施策で社会人経験を重視した中途採用の募集があり、その試験を受け1年前に浜田市へ戻りました。

    ─ 仕事内容を教えてください。
     企業や事業所の新商品開発支援や特許などを行う産業財産権取得支援、食品加工企業等が衛生管理に取り組むためのHACCP(ハサップ)支援、イベントや展示会出展のための販路開拓事業支援などを行っています。
     また、萩・石見空港の利用促進事業も行っています。現在、萩・石見空港-東京(羽田)便は1日2便運行ですが、1便になると空港が存続できなくなる可能性があり、そうなると浜田市はもとより石見地方の経済にも影響がでてきます。対策のひとつとして浜田市では、萩・石見空港を利用された市民の皆様を対象に、浜田市共通商品券の支給を行っています。例外として市民の方ではなくても、市内の島根県立大学や専門学校に通う学生、保護者が浜田市内に在住する学生も申請することができます。浜田市役所産業経済部産業政策課の窓口で支給の申請を行っていますので、ぜひ多くの方に空港を利用していただきたいです。

最良の方向で市民の皆さんに恩返しを

  • ─ 仕事で心がけていることは何ですか?
     民間企業から市役所へ転職できたのは、前職での経験があってのことだと思います。前職では求人広告の仕事をしていたので、さまざまな職種の方と関わり、お話をお聞きすることが多くありました。その経験から企業や事業を起こしたい浜田市の方に、自分の経験を活かしたアドバイスができたらいいなと考えています。市役所の仕事は民間の仕事と比べてゴールが見えにくいことが多く、そこがとても難しいところ…。しかし、やりがいがある仕事だと実感しています。
     市役所に入った頃に先輩から「市の仕事は予算内でいかに大きな利益を生み、市民の皆さまに還元できるかだ」と言われたことが心に残っています。今は事業や物事の進め方など全体を見通しながら、市民や市にとって最良の方向性を考え、物事を進めるよう行動しています。
  • ─ 市役所の良いところを教えてください。
     所属の課はとても雰囲気が良く、仕事がしやすい環境です。現上司から「仕事を考える上で、どういう風に進めるかに焦点を合わせること」と教えを受けました。計画的に進行できるように、まずスケジュールを作成することが重要ということです。スケジュールができると、例えば宣伝を打つタイミングやイベントをする時期などが明確に分かります。そうすると、事業の背景までしっかり考えることができ、仕事がスムーズに行えるのです。もちろん、まだ叱られたりもしますが…(笑)、それも含め、仕事を進めやすい雰囲気をつくってもらえています。

  • 先輩との打合せ風景。経験が浅い分、分からない事は率先して質問をし、早く吸収出来るように心がけています。

  • 窓口で、市民の方へ申請手続きの説明を行っています。

  • デスクワークの様子。

友人がUターンできる土台作りをしたい!

  • ─ プライベートのことを教えてください。
     市役所の野球チームに入っていますが、同級生が立ち上げた一般の草野球のチームにも所属しています。まるで学生の頃に戻ったように、楽しくやっています。
     また休日は、妻と食べ歩きを楽しんでいます。浜田市がホームとは言え高校生までの記憶しかないので、先輩においしい店を聞いて食べに行っています。中でも、最近行った昔ながらの洋食店「たこ初」は、おいしかったです!市内には中華やフレンチ、イタリアンなど、さまざまな店があるので新しい店を巡っていきたいです。
     今は妻と2人の生活ですが、来年の春に家族が増えます。アパート暮らしから、ゆくゆくは両親と一緒に暮らせる二世帯住宅が建てられたらいいかと。浜田に戻ったことで、いろいろと夢は膨らんでいます。

    ─ 将来の夢を教えてください。
     自分は小学校から高校まで野球部に所属していました。野球部ではプレイの向上ばかりではなく礼儀も厳しく躾けられ、やり遂げることの大切さを学びました。監督から「失敗した後の行動が大切だ」と言われたことを今も心に留めています。当時、部活を辞めたいと思ったり、いろいろな悩みがある中で自分を支えてくれたのは、友人と両親でした。浜田にはたくさんの思い出があり、とても感謝しているので、Uターンすることを決めた時に「自分の土台をつくってくれた浜田市のためにできる仕事がしたい!」と思いました。浜田市役所での仕事は、その思いをカタチにできると思っています。
     仕事の面では、前職で企業の人材に関する悩みを直接聞いていたこともあり、市役所でも雇用関係など企業の困り事解決に力を出せたらと思います。よく県外に出た友人から「浜田に帰りたくても仕事がなくて帰れない」という声を聞きます。友人に浜田に戻ってもらえるような雇用施策を自分の手で作り、また昔のように多くの仲間たちと、楽しく浜田で暮らせたらいいと思います。

  • 市役所の野球チーム。

  • お気に入りのお店の一つ。「辛辛」さんの担々麺。

  • 新婚旅行の沖縄にて。海の近くで、好きな乗馬が出来、良い思い出に。

  • 浜田市

    「住みたい 住んでよかった 魅力いっぱい 元気な浜田」
     ~豊かな自然、温かい人情、人の絆を大切にするまち~

    平成17年10月1日に、浜田市、金城町、旭町、弥栄村、三隅町の5市町村が合併し、新「浜田市」が誕生しました。
    全国に誇れる海、山などの美しい自然と、石見神楽やユネスコの無形文化遺産に登録された石州半紙などの伝統文化、海水浴場、スキー場、しまね海洋館アクアスなど豊かな自然を活かした観光資源を有しており、また、高速道路、港湾などの都市基盤や大学、美術館をはじめとする教育文化施設が充実した、人と文化と自然の調和のとれた島根県西部の中核都市です。
  • 島根県浜田市