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鳥取県、カレーが好き過ぎるあまり「カレーに合うお米」を開発してしまう

日本人の主食、お米への情熱は今さら語るまでもないほど高い。パンや麺類の台頭に加えて低糖質ダイエットブームもあり、国内でのお米の消費量は減少傾向にあるとはいえ、美味しいお米を求める姿勢にぶれはない。

その熱意を感じさせる新たなお米「プリンセスかおり」が、2017年12月19日、鳥取県でお披露目された。食感や味など、お米の美味しさに関わる要素は多岐にわたるが、このお米はカレーに合わせることを目的に開発されたという異色の品種だ。

鳥取県の発表した資料によると、「プリンセスかおり」は鳥取県農業試験場で品種改良されていたもので、インドで栽培される「バスマティ」という品種を原型に持つ「プリンセスサリー」と、コシヒカリの特徴を持つ「いのちの壱」を交配させて誕生したという。

香り米である「バスマティ」から受け継いだポップコーンのような香りと、つやと粘りのある味わいが特徴だという。

しかし、その最大の特徴は「カレーと合わせる」という目的のもと開発されたという点だ。すでに県内飲食店の協力でカレーとの相性を調査しており、その結果「カレールウととても合う」と「カレールウと合う」といった反応が7割を超えるなど、目標に沿った品となっているようだ。

ここまでカレーに絞った品種改良が行われた裏には、県庁所在地である鳥取市がカレールウの消費量が全国トップのカレー好きの街であるという調査結果がある。

総務省の家計調査(2014年~2016年)によると、期間内のカレールウ購入量の全国平均が1509gなのに対し、鳥取市は1982gと大きく上回り全国トップとなっている。2位は岡山市の1856gで、100g以上差を付けた形だ。

2017年9月15日公開の鳥取県の「農林水産商工常任委員会提出資料」によると、こうしたカレー好きの街であることを背景に、鳥取県の市民グループ「鳥取カレー倶楽部」などから依頼を受け、新種米の開発が始まったという。

......つまり、全ての始まりは鳥取市民がカレー好きで、カレーを食べまくっていたことに集約される。それが数字に表れ、カレー好きによる市民グループが生まれ、カレーに合うお米を求めて実際に品種改良が始まり、ついには本当に成功してしまった。

まだ生産量は少ないが、今後はカレーライスのスタンダードとなる日が来るかもしれない。

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