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2019/02/28

お金を貯めるコツを伝授!「へそくり口座」で先取り貯蓄

お金を貯めるコツを伝授!「へそくり口座」で先取り貯蓄
(写真=PIXTA)

お金を貯めたいと思っても、周囲の人との付き合いや趣味、ショッピングや旅行など、ついついお金を使ってしまう場面は多いでしょう。特に社会人になって間もないうちは、度重なる出費に悩む人も少なくないはずです。
手元にお金がないのは誰でも不安なものです。そこで、今回はお金が貯まらないあなたのために、貯めるコツを伝授しましょう!

お金を貯めるコツを伝授!「へそくり口座」で先取り貯蓄
(写真=Shutterstock)

ファイナンシャル・プランナーの私のもとには、ライフプランのご相談とともに「お金がなかなか貯まらないんです」といった、貯め方のご相談をいただくことがあります。その年齢層は20代や30代の若い層だけではなく40代以上の方々までと幅が広いのです。
独身時代はある程度自由にお金を使うことができます。毎月あるだけのお金を使ってしまう人は、貯めるための「目標」を決めましょう。趣味や車の購入、結婚資金など自分のやりたいことにいくらお金がかかるかを調べて目標金額を設定します。月に5千円や1万円でもいいので、無理のない範囲で積立をするなど、まずは貯蓄できる環境を整えていきましょう。

お金を貯めるコツを伝授!「へそくり口座」で先取り貯蓄
(写真=PIXTA)

お金が貯まらないという人は、給料が振り込まれる口座で、お金が余ったら貯めようと考えているのではないでしょうか。私のもとに相談に来られる方も、「お金を使う口座」と「貯める口座」が同じという人が多いです。そういう方にはこのような経験がないかをお聞きします。

  • 銀行口座内にあるお金はあればあるだけ使ってしまう
  • 公共料金やクレジットカードの引き落としでいつの間にかお金がなくなっている

お金が貯めづらい方は、YESとお答えになる場合が多いです。その方たちには、使う口座と貯める口座を分けることをおすすめします。
給料が振り込まれる口座から予め別口座にお金が移されると、使えるお金はその分が差し引かれた金額になります。貯めるための別口座は、いわば「へそくり口座」です。へそくりは、いざという時のためや、楽しみのためのお金を生活費とは別に取っておくものですね。そんなイメージをしておくといいでしょう。スマホで口座開設ができるアプリなどもあるので、忙しくて銀行の窓口に行けないという方はそういったツールを利用することもお金を貯めるきっかけになりそうです。

別口座に移ったお金はもともとなかったものとして毎月生活することになるため、知らないうちにお金が貯まるようになります。頑張って毎月1万円、そして年2回のボーナスで10万円ずつ貯めると、年間32万円貯められます。3年続けば100万円近くの貯蓄ができるのです。

3年後に結婚するために150万円貯めたいという場合なら、毎月2万円、年2回のボーナス時には13万円ずつ貯めれば目標が達成されます。月々の金額は少なくても、時間をかけてコツコツ積み立てることが大切です。

お金を貯めるコツを伝授!「へそくり口座」で先取り貯蓄
(写真=Shutterstock)

次のステップとして、へそくり口座のお金に「働いて」もらうことを考えてみましょう。お金は、いつ使うかによって預金の種類を変えると、より貯まりやすくなります。緊急時に備えてすぐに引き出せる普通預金に預け入れるのもいいですが、ある程度お金が貯まった時点で、定期預金などの少しでも金利の高い商品に資産を移すほうがより効果的に増やすことができます。

さらに、リスクをとってもいいという方は、投資信託もよいでしょう。「投資信託」とは、多数のお客さまから集めたお金をひとつにまとめて、運用の専門家である投資信託運用会社が運用し、その成果を収益としてお客さまにお返しする金融商品です(運用状況によっては損失が発生することもあります)。また、毎月一定額をお客さまの口座から引落し、投資信託を購入する「積立投信」という少額から購入できる商品もあります。すぐに使う予定はないお金を、少しでも増やしておきたいという方におすすめです。
お金を貯める一歩を早く踏み出せば、目標金額にもより速いペースで到達することができます。あなたも「へそくり口座」を活用してお金を貯める力をつけてみませんか。