株式会社大昇食品 さま
コロナ禍の状況を打破すべく、サケの加工設備導入による新事業展開に対する補助金制度活用を支援しました
会社概要Company Profile
- 業種
- 水産食品加工業
- 売上規模
- 非公開
- 従業員数
- 50~75人
プロジェクトProject
- プロジェクト期間
- 3ヶ月
- 手数料
- 非公開
課題解決への取組み
取組みの背景
当社は鳥取県境港市で主にカニの冷凍加工品を製造していますが、コロナ禍による飲食店需要減少の影響を大きく受けてしまいました。この打開策として、コロナ禍においても底堅い需要を示していた家庭向け水産加工品に着目し、さらに魚の中でも世帯における消費量がトップであるサケ加工品を製造することを決めました。そこで製造設備導入資金についてごうぎんさんに相談したところ、別事業を起こすのであれば事業再構築補助金が使えるかもしれません、とのご案内をいただき、補助金申請にチャレンジすることにしました。
着手の決め手
補助金申請にあたり、当社にとって乗り越えなければならない壁は二つありました。一つが事業計画を取りまとめる事、もう一つが作成した事業計画を分かり易く伝える事でした。事業計画の策定自体は決して初めての事ではありませんでしたが、コロナ禍において今まで以上に日々例外に立ち向かわなければならない中、腰を据えて計画を作成する時間を捻出するのは困難な事でした。また、補助金の申請経験に乏しかったため、どういった所を力点を置いて伝えていって良いかの見当がつかず、計画の策定支援と申請のノウハウを持っているごうぎんさんの力を借りる事がベストだと判断し、補助金申請書策定の支援をお願いすることに決めました。
設定したゴール
新事業である「サケの加工品製造事業」に対する補助金の受給・事業の開始は勿論の事、カニ事業の需給変動が激しくなる事が予想される中、計算できる売上基盤としてサケ事業を着実に育成していけるようなしっかりとした事業計画を策定する事をゴールとしました。
ご支援内容
- 新規事業の全体像・方向性に対する提言
- 事業計画策定支援
- 補助金申請書類に対するアドバイス・レビューの実施
お客さまの声
事業の再構築として、生産工程、温度管理、検品等を一貫してデジタル管理を行う家庭向けサケの加工品製造事業計画が採択となりました。当社にとって大規模な投資となりましたが、担当の方にもご協力いただき、補助金の受給、生産設備の導入は無事に完了、新事業も順調に立ち上がりました。
最新の設備で生産したサケの加工品は、地元である境港市のふるさと納税のお礼品にも採用されており、好評を得ています。
担当コンサルタントより
コロナ禍のなかで当社が置かれた状況を目の当たりにし、課題を解決する有効な手段について考え抜いた結果、事業再構築補助金の活用をご提案しました。
世帯当たりの鮮魚購入量などの様々なデータを精査したうえで、サケの加工品の今後の需要増加について確信を得ましたので、新事業として期待できると考えました。
現在、コロナ禍も落ち着き、カニの加工品の需要も回復しつつあります。今後、サケの加工品が大昇食品さまの事業の両輪となることを期待しています。