My Life is... #22

異体同心 株式会社 キヌヤ 取締役 販売企画部部長兼 LB 推進室室長 戸津川健

異体同心 株式会社 キヌヤ 取締役 販売企画部部長兼 LB 推進室室長 戸津川健

地元スーパーの生き残りをかけた事業展開

  • ─ キヌヤに入社したきっかけを教えてください。
      地元・浜田市の高校を卒業してから広島の調理専門学校へ通っていました。その後、ホテルの厨房で働き料理人を目指していましたが、Uターンをして結婚を。そして浜田市で親が営んでいた「一番街」というスーパーマーケットを受け継ぎ経営していました。
    ですが時代の波もあり、平成26年に(株)キヌヤと合併。現在、一番街は「キヌヤ・プリル店」として相変わらず地元のスーパーとして愛されています。そして自分は合併と共にキヌヤに入社し、取締役として販促企画部部長兼 LB(ローカルブランド)クラブ推進室室長をしています。

    ─ どのような仕事をしていますか?
     キヌヤは創業65年を迎えましたが、社会情勢は厳しく益田市や浜田市にも大手スーパーが進出しています。その中で「地元のスーパーがどう生き残っていくか」を強いられました。そこで、今まで当たり前すぎて見過ごしてきた「地域でキラリと輝く商品」の販売を展開していくことにしたのです。平成22年にキヌヤが主体となり地元のメーカーや農産物等の生産者さんが78事業所集まり「ローカルブランド協力会」が結成されました。6年経った現在は、協力会数が700事業所と増え、売り上げも目標の20億円に達するところです。自分が関わるLBクラブ推進室は、この協力会の商品や農産物をキヌヤを通じて販売(地産地消)することにより、地域内経済の活性化を図ることが目的。新規開拓や取引先の関係を良好にする活動をしながら、取引先が抱えている問題や課題を引き上げて、解決に取り組んでいます。

個を線でつなげてブランド化に取り組む

  • ─ 仕事で心がけていること、やりがいは何ですか?
     「地域の人の役に立つ」ことを常に心に留めて行動しています。ローカルブランド事業で言えば、農家さんなど個人で抱えている悩み...例えば物流や商品開発などを、他の協力会のメンバーがもつ強みと繋げることで、スムーズに事が運んだり、解決することが多くあります。自分の地元である浜田市は水産が盛んな地域で個人がそれぞれ頑張っておられますが、ブランドが分かりづらい状況なのです。そこでまず「地産地消」として地元の人に浜田港で獲れた魚介類のおいしさを知っていただこうと、キヌヤの鮮魚コーナーに「浜田港」という売り場をつくりました。そして次の展開として「浜田港ブランド」を広島や岡山のCGC加盟企業(全国の中小スーパーマーケットチェーン)へ商談を持ち掛けているところです。はじめは個の問題解決かもしれませんが、それを一つ一つこなすことで、地域の役に立っているのではないかと思います。
  • ─ 会社の良いところを教えてください。
     ここキヌヤの2代目本店である益田ショッピングセンターは平成28年11月にオープンしたばかり。この新店舗の立ち上げは各部門や自分など6人のメンバーで準備を進めてきました。さまざまな角度から意見を言い合い、地産地消コーナーもそうですが、お客様はもちろん従業員も働きやすい環境となるように配慮しました。スーパーを利用するお客様も従業員も圧倒的に女性が多い!なので、特にトイレ設備には気を配りましたね。また、キヌヤはCGCグループに加盟しているため、研修制度やスーパーマーケット協会の検定試験、研修等もあり、利益管理、陳列など作業オペレーションの運び方などの基礎教育もキッチリ学べるところです。

  • 部内のメンバーとの打合せ風景。

  • 店内のPOPも社内で作成。

  • 益田ショッピングセンター立ち上げメンバーと。

「食」を通して地域を元気にしたい!

  • ─ プライベートを教えてください。
     地元の浜田市で暮しています。これと言った趣味はないのですが、強いて言えば…一人でBARに行くことです。もちろん大勢とワイワイ飲みに行くのも好きですが、1人で行くと「たまたま、そのお店にいた」というだけで、立場や地位などの関係が全くない状態で、その場で知り合った人と話をすることが面白いのです。そうですね...非日常の空間、関係で飲むことが心地良いのかもしれません。あと、昔はサスペンスの本ばかり読んでいました。疑り深い性格なもので(笑)。「課題を見つけて解決する」ということで言えば、今の仕事の役に立っている気がします。

    ─ 将来のビジョンは何ですか?
     食を通じてこの地域の役に立つことです!例えば、「ご飯」を食べているときに、しかめっ面する人はいませんよね。「食」は生きていくために必要で、それでいてストレスがなく、しかも笑顔でいられます。まさしく心身を良好に形成するのが「食」だと思うのです。自分が広島からUターンしてきた頃、父親が「一番街」を経営するにあたり「ここに住んでいる人たちにとって一番の街をつくりあげる会社にする!」という思いがありました。祖父や父親の生き方を見てきたこともあり、自分も「町のため、人のため」に生きることが体に染みついたのかもしれません。今まで自分の人生に「食」が基本にあったように、キヌヤでも「食」の問題を解決し地域に貢献できる活動を行っていきたいです。

  • 一人、BARにて…

  • 「地域でキラリと輝く商品」の販売を展開していく為にも、直接畑に行き、農作物の味をしっかり確認。(ローカルブランド事業)

  • 「ローカルブランド協力会」のメンバーと各地を訪問し、地元の良い商品を探し、キヌヤを通じて地産地消を広げていく。

  • 株式会社キヌヤ

    当社は日本最大のコーペラティブ(協業)チェーンであるCGCグループに加盟しています。
    現在、島根県では江津市に3店舗、浜田市に5店舗(平成26年2月 ㈱一番街を合併)、益田市に7店舗。そして鹿足郡の津和野町に1店舗、吉賀町に1店舗(セブンマートを引き継ぐ)。
    山口県では、萩市に4店舗の計21店舗の他、益田市に本部及び商品集配センター、並びに関連企業を持っています。電話及びインターネットによる宅配サービスも実施。お客様に愛され親しまれるお店を目指して、石見~萩における流通経済のリーダーとして営業を続けております。
  • 株式会社キヌヤ