身近に迫る、サイバー犯罪の脅威を描く!
至近未来警察小説。

書籍紹介

京都府警サイバー犯罪対策課の万田警部は、ITエンジニア誘拐事件の捜査を命じられた。その捜査の協力者として現れたのは、2年前に万田自身が取り調べたPC遠隔操作事件の容疑者、武岱だった。因縁の二人だったが、捜査を進める内に誘拐されたエンジニアは、市長が推進するプロジェクト、「コンポジタ」の開発責任者だと判明。誘拐犯の要求は、「コンポジタ」計画の即刻停止だった。ビッグデータを狙い、闇に蠢く悪意を描く!

書店員のおすすめポイント

難解なコンピュータシステムの用語などわからずとも、読み進めると物語がきちんと把握できる文章の上手さには舌を巻きます。また、マイナンバー制度導入後の個人情報の扱いや、サイバー犯罪がどのように進化し、どんな事件が起きるのかが予測され、いとも簡単に犯罪に巻き込まれてしまうのではないかという恐怖が伝わってきます。さらに驚くべきは、IT企業とエンジニアの厳しい現実。ブラック過ぎるIT業界の闇も描いた傑作ミステリー。

ビッグデータ・コネクト

書名:ビッグデータ・コネクト
著者:藤井大洋
出版社:文春文庫
価格:853円(税込)

情報提供:今井書店