わたしたちは何度 湊かなえに驚かされれば気が済むのか

書籍紹介

深瀬和久は平凡を絵に描いたようなサラリーマンで、趣味らしいことといえば、コーヒーを飲むことだった。その縁で、越智美穂子という彼女もでき、ようやく自分の人生にも彩りが添えられる、と思った矢先、謎の告発文が彼女に送りつけられた。そこにはたった1行『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた。深瀬を問い詰める美穂子。深瀬はついに、あのことを話し始める――。

書店員のおすすめポイント

この本は、書店店頭で立ち読みが出来ないように最初から透明の帯封をして出版されています。それだけ先入観なくこの本を読んで欲しいという作者の声を表しているのでしょう。もしくは、立ち読みなどしなくても「湊かなえに間違いはない」という宣言にも見て取れます。これまでも何度も湊作品には驚かされましたが、実は、今回は中盤でなんとなく先が見えてきます。にもかかわらず、読み終わった時には声も出ないほど驚かされるとは!湊かなえ恐るべし。

リバース

書名:リバース
著者:湊かなえ
出版社:講談社
価格:1,470円(税込)

情報提供:今井書店